アクションポイント(AP)への影響

 荷重がSTRを超えると、戦闘心で使用できるアクションポイントが減少します。アクションポイントは使用して減少しても次の戦闘ターンでは全快するのが基本的なルールですが、荷重によるアクションポイントの減少は、その全快したアクションポイントに毎回科せられます。いいかえれば荷重によるアクションポイントの減少は、その加重下にあるかぎりアクションポイントのもともとの値を低下させることになります。

成功倍率への影響

 荷重による成功倍率の影響は、主にQUI、DEXの能力値判定とこの二つの能力値を関連能力値とする技能判定の成功倍率を低下させます。それ以外の能力値に関連する判定には通常、荷重による成功倍率修正は適用しません。(負傷による成功倍率修正はその他の能力値に依存する行為判定にも適用されます。)

移動への影響

 荷重は移動にも影響を与えます。荷重の移動への影響は、疾走や走行の可否と移動力の低下という形で表されます。また実際の移動距離は前述のAP現象によっても実質的に減少することになります。

運搬手段

秘薬

秘薬の使用制限

 秘薬の使用は、1戦闘ターンにつき1本のみに限定されます。また、持続時間のある秘薬は持続時間内に、同じ効果の秘薬を再び摂取しても効果は累積しません。但し、効果の持続時間は、延長されます。延長は先の秘薬の持続時間が切れた後で、その追加という形でなく、後で飲んだ秘薬が普通に持続するだけです。

 また、同じ種類の秘薬を一日に複数回摂取すると過剰摂取による、健康被害が起こる場合があります。同じ種類の秘薬を一日にパワーレベルで10以上摂取した場合、直ちにCON.(5)で判定し、失敗すれば過剰摂取の影響を与えるしてくださいかから

回復の秘薬

 回復の秘薬は液体の飲み薬で、一度の摂取量は、通常、50ccほどになります。その効果は飲んだ直後に現れ、躰にある全ての外傷が秘薬のパワーレベル分だけ回復します。また、その外傷の回復によって、同じだけのヒットポイントも回復します。全ての外傷が治癒しても、まだヒットポイントが全快でないとしても、回復の秘薬では、それ以上の治癒は行えません。

体力の秘薬

 体力の秘薬は、摂取すると、そのパワーレベルの3倍だけヒットポイントが直ちに回復します。但し、ヒットポイントが回復するだけで、傷が治ったり、病気が快癒したりはしません。外傷によりヒットポイントが減少していた場合は、その外傷が治療されない限りは、外傷分のヒットポイントは回復しません。病気などでヒットポイントが減少している場合は、一時的には回復しますが、病気そのものが治癒しない限りは、再びその病気によって、ヒットポイントを失い始めます。

解毒の秘薬

 毒物に冒された時は、解毒の秘薬の出番です。解毒の秘薬は服用すると、その秘薬のパワーレベル以下の通常の毒を全ての瞬時に解毒し、無効化します。但し、毒によって失ったヒットポイントは戻りません。ヒットポイントを戻すためには体力の秘薬を併用するか、自然回復に任せるかです。解毒の秘薬は、魔法的な毒には効果が有りません。魔法的な毒には、各毒に対応した解毒薬が必要です。

休息の秘薬

 休息の秘薬を摂取すると、直ちに精神力がパワーレベルの3倍だけ回復します。

道具

 冒険に役立つ、魔法の物品の一例です。魔法の物品には自律型と依存型があります。自律型の魔法の物品は誰でも使用できます。魔法の仕組みも、必要な魔力も全て物品自体が供給します。その代わり、一般的には使用回数に制限があります。依存型の物品は、魔力の供給を使用者から受けます。従って魔力の素養を持った者にしか使えません。

保護色のマント

 保護色の魔法が使える

<<生活と経済活動へ 異種族へ>>